壮大なイタリアンスタイルの庭園とブドウ畑に囲まれた中世からのお城のもと、ワインの醸造だけでなく18ホールのゴルフコースと地元の美味しい料理を提供するレストラン、さらに宿泊施設まである高級カントリーリゾート。
そんな『カステッロ・ディ・スペッサ(Castello di Spessa)』を、今回はご紹介いたします。
栽培畑の情報
場所はイタリアの北東部に位置するフリウリ。イタリアの中でも「白ワインの聖地」と呼ばれています。
東はスロヴェニア、北はオーストリアの国境と接しています。
地中海性気候で昼夜の気温差が大きく、夏は暑く、冬はアドリア海から吹き付ける風の影響で温暖です。
こうした気象条件では、ブドウは濃厚で芳醇な味わいとなります。そのブドウで造ったワインはエレガントな味わいでミネラル感があり、余韻も長続きと良いこと尽くめ!
ブドウが実らない休閑期には、畑の空いているスペースに栽培される作物(カバークロップ)を植えることで、より自然な方法で土壌の力を引き出しています。
収穫は9月最終の10日間、完全手摘みで行われます。
ワイナリー
ブドウの皮の完全な状態を保つため、やさしくソフトに圧搾します。
そうして得られた果汁は発酵前に低温で静置され、18℃で温度管理しながら発酵工程へと進みます。
発酵後ワインを 3 月まで澱の上で熟成させてから澱引きします。
こうすることで出来上がったワインのアロマが協調され、バランスのよい味わいの構造が作られます。
造り手の情報
コッリオ地区のなだらかな丘陵に位置するカステッロ・ディ・スペッサは、壮大なイタリアンスタイルの庭園とブドウ畑に囲まれた中世からのお城で出来ています。
ここは、ワインの醸造だけでなく18ホールのゴルフコースと、地元の美味しい料理を提供するレストラン、さらに宿泊施設まである高級カントリーリゾートです。
こんな贅沢な環境で育ったブドウで造るワインはエレガントで奥深く、華やかです。
近年の自然を大切にする取り組みにより、一時期はいなくなったコッリオのミツバチが再び生息するようになりました。
ブドウの木の剪定は早朝か深夜に行い、自然環境にとって非常に重要な昆虫たちの生態を守るための活動を行っています。
おすすめワイン
ラ ボアティーナ ピノ・グリージョ フリウリ
エレガントなスタイルの辛口でコクのある白ワイン。
果実味が豊かで余韻が長く、じっくりゆっくり楽しめる1本です。
ラ ボアティーナ フリウラーノ フリウリ
グレープフルーツやレモン、白い花のような繊細で豊かな香り漂う上品な辛口。
味わいはほろ苦さも加わり印象的な白ワインです。
ラ ボアティーナ メルロ フリウリ
色合いはとても深くパワーを感じる赤ワイン。
ブラックチェリーのような香りに滑らかな舌触りで、バランスの取れたメルロを知りたいなら強くおすすめできる1本!