今回は当社直接お取引をしている造り手『エブリン フークス(Domaine Eblin-Fuchs)』のご紹介。
フランス アルザス南部の中心、コルマールから7kmほど進んだ南西向きのツェレンベルグ村でオーガニックワインを造るドメーヌです。
造り手の情報
エブリン フークスは、フランスのアルザス地方で古くからワインを製造していたエブリン家とフークス家により1956年に設立されました。
完全手作業で収穫したブドウを用い、自然発生する土着酵母で発酵。
さらに、オーガニック農法のひとつで、土壌のエネルギーと自然界にある要素の力でブドウの生命力を高めるという、『ビオディナミ農法』を採用しています。
2000年には『デメテール』と呼ばれる、オーガニックワインの栽培方法の中でもっとも厳格な認証を取得しているので、より安心で安全なワインを楽しむことができます。
そんなエブリン フークスのワインは、国内外での評価も極めて高く、フランス屈指の一流レストラン『Taillevent(タイユヴァン)』のセラーにも販売。世界中の美食家たちを魅了しているのです。
また敷地内には兄の Jean-Michel Eblin 氏がミシュランの星付きレストランを経営しています。
以前フランスに行ったときにランチをご馳走になりました♪
栽培畑の情報
マルノ砂岩と石灰岩で構成された土壌で、畑は南東向きで日光を浴びているため収穫も早めです。
リッチで緊張感のある酸味、そしてミネラル感が際立ったワインを作り出します。
土壌の下層部へどんどん深く掘り下げていく根が、上質なワインに必要な栄養と土壌由来の特徴をしっかりと吸収してくれ、ミネラル要素が豊富でより凝縮されたワインを作り出しています。
醸造の情報
完全手作業によるブドウの収穫後、ブドウは皮ごとプレスし 除梗します。
一晩寝かせてオーク樽に移し、自然発生する天然酵母の力で 2 ~ 3 カ月間発酵。 発酵後は澱とともに翌年の春まで熟成させます。
こうすることでワインにボディを与え、香りに複雑さが増します。
発酵と同時に自然発生する二酸化炭素がワインが酸化するのをやわらげ、酸化防止剤の添加を最小限に抑えることができます。
このまさに”自然の力に任せたワイン造り”は熟練された造り手の長年の知恵と技によって完成します。
おすすめワイン
エブリン フークス リースリング グランクリュ ロザケルンベルグ
冷涼で風通しの良いこちらのグランクリュ(特級畑)から生まれるリースリングのワインは、味わい重厚で繊細さが際立った酸味に加えミネラル感も豊富です。
華やかな香りと、パワフルさを秘めた高貴な白ワインはぜひ体験していただきたい一本です。
エブリン フークス ゲヴュルツトラミネール
一晩寝かせてオーク樽に移し、自然発生する天然酵母の力で2~3カ月間発酵。発酵後は澱とともに翌年の春まで熟成させたひと手間かけた白ワイン。
こうすることでワインにボディを与え香りに複雑さが増し、ライチやトロピカルフルーツの独特の特徴にシルキーな舌触りが加わります。個性と品格のバランスのとれた白ワインといった印象!
エブリン フークス クレマンダルザス ブリュット ロゼ
シャンパンと同じ『瓶内二次発酵』による伝統的な製造方法で造られるスパークリングワインです。
とにかく泡がきめ細やかで、クリスマスの華やかな夜を彩ってくれます。
ロゼの色味もくっきりピンクで、女性にも人気の一本となっております。
エブリン フークス ピノノワール(トラディション)
しなやかな酸味と優しい味わいのこのピノノワールはお手頃価格で親しみやすく、地元アルザスでも人気のワインです。
果実味や旨味が程よく広がりバランスが良く、アルザスピノノワールの可能性を感じることができます。