今回は当社直接お取引をしている造り手『アルマ セルシウス(Domaine Alma Cersius)』のご紹介。
フランス南部のラングドック地方、ベジエの入り口にあるワイナリーです。
造り手の情報
アルマ・セルシウスの代表兼醸造担当であるギヨーム・ボンゾムス氏は、もともとは生物学を研究していたというユニークな経歴の持ち主。
学者ならではの好奇心や探求心、知識を駆使し、テロワールや気候に合った最高のワイン造りへの挑戦を続けています。
また全ての畑で最適な収穫日時を見極めるために、実際に畑でブドウを試食し、熟成具合を綿密にチェックするのも強いこだわりです。
さらにサステナブルなワイン造りにも注力。HEV(Haute Valeur Environnementale、環境価値重視認証)では、最高評価であるレベル3の認定も取得しています。
栽培畑の情報
ワイナリーはフランス南部のラングドック地方ベジエの入り口にあります。
ブドウ畑は地中海に近いことから小石と粘土でできた沖積土でできており、内陸と沖合から吹く強く乾燥した風は夏の暑さをしばしばやわらげてくれます。
これらが力強い香りや個性をもたらし、アルマ・セルシウスの確固たるオリジナリティの証となっています。
醸造の情報
赤ワインについては、30日から35日の長い伝統的なマセレーション(醗酵中のワインに果皮を漬け込む作業)。
その後、味わいのバランスを整えるためにマロラクティック発酵(アルコール発酵に続いて起こる反応で、ワイン中のリンゴ酸が乳酸に変わることを指します。ワインの酸味がまろやかになり安定します。)をおこないます。
して沈殿物を取り除き圧搾。細かい澱とともに2ヶ月間熟成させた後、酸素制御タンクでの熟成。
白ワインについては、鮮度を保ち、酸化を防ぐために午前4時から午前10時まで収穫されます。
そして、4時間皮とともにマセレーション、細かい澱とともに8日間のマセレーションをおこなった後、濁りを取るため清澄し発酵そして低温醸造と段階をふみます。
その後、細かい澱とともに2か月間熟成され完成です。
おすすめワイン
今回紹介するのは、アルマ・セルシウスの「デレクタス」シリーズ。
ラテン語で“選別された”という意味で、美味しくなるために選ばれたブドウのみで生み出された上質な味わいを、日本のワインファンの皆さんにお届けします。
すべてコンクールで金賞を獲得した実力派揃いです。
デレクタス ピノノワール
渋み控えめで飲みやすさ抜群。
素材の個性を生かすクリアなテイストが特徴のキュートな赤ワインです。
受賞歴
ジルベール・ガイヤールコンクール 2022年 金賞受賞
マコン ワインコンクール 2022年 金賞受賞
デレクタス カベルネ ソーヴィニヨン
ブルーベリーやブラックチェリーなど濃厚な色合いの果実味が魅力。
しなやかでコクのある赤ワインです。
受賞歴
ジルベール・ガイヤールコンクール 2022年 金賞受賞
デレクタス シャルドネ
エキゾチックな香りとトロピカルな果実味が印象的な逸品。
まろやかで厚みを感じるリッチな辛口の白ワインです。
受賞歴
ベルリン国際ワインコンクール 2022年 金賞受賞