2023年、一発目の記事はこちら!
ソムリエの映画『ソム:イントゥー・ザ・ ボトル』。以前こちらのブログでも紹介した『ソム(Somm)』の続編です。
年末年始のお休み期間に、少しお値段のする赤ワインを飲みながら観させていただきました。
前作の『ソム(Somm)』はマスターソムリエ試験に向けて努力する人たちのお話でしたが、今作はワインの歴史や雑学、ワイナリー内部の貴重な映像、美しいぶどう畑の映像などが、ワインに関わるエキスパートたちのインタビューと共に学べる内容となっております。
前作は「マスターソムリエになれるのか!」というドラマ性を全面に押し出した内容でしたが、今作はどちらかというとワインにまつわる知識的な部分が多いので、ワインそのものが好きな人、ワインの色々を学びたい人、そういう人じゃないと少し退屈な内容かもしれません。
「10のテーマ」の各テーマごとにワインのエキスパートたちにインタビューをして、それとともに貴重な取材映像が流れるという構成になっています。
その「10のテーマ」というのがこれ
- THE WINEMAKER (ワインメーカー)
- THE VINTAGE(ヴィンテージ)
- THE HISTORY(歴史)
- THE WARS (闘い)
- THE NEW WORLD (新世界)
- THE COST(原価)
- THE BARRELS(樽)
- THE PONT SCORES(ポイントスコア)
- THE SOMMELIER(ソムリエ)
- THE MEMORY (記憶)
わぁ、これだけ見るとめちゃくちゃ歴史の授業っぽくて退屈そうにみえますが、なんのなんのワインのプロたちの熱のこもったインタビューと、差し込まれる映像がインパクト強めなものが多くとても見やすいように構成されております。
例えば第一章の『THE WINEMAKER (ワインメーカー)』では、カリフォルニアを直撃した2014年8月24日のマグニチュード6.0の地震。その時のナパ・バレーのワイナリーが登場し、何を思い考えたのかをワインが入った樽が散乱している映像と共に語ってくれます。
全ての章でこういった濃いぃ内容が繰り広げられ、気がつけばアッという間の90分でした。一度観ただけでは情報が豊富過ぎて追いつけていないので、また改めて2回3回と観ようと思います。
そして、グッと自分の中に落とし込めたとき、この続編の『ソム3』を観たいと思います。
ってことで北浜Labのワインブログ、次回からはまた通常通りワインについての学びを載せていこうと思いますので、本年も何卒よろしくお願いします!