ワインを開けたら、すぐに飲み切ったほうがいい!とよく言われますよね。
それは、ワインが空気に触れると酸化して、風味が変わってしまうから。
でも、ワインは熟成のために樽の中で何年も眠ることがあります。
それなのに、なぜ樽熟成でワインは酸化しないのでしょうか?
今日はその秘密を、ワインを最近飲み始めたという方にもわかりやすく解説します!
樽は密閉されていないけど…大丈夫?

ワインを熟成するオーク樽は、実は完全な密閉容器ではありません。
木の隙間からほんの少しずつ空気が入るんです。
でも、この空気の量が絶妙!
急激に酸化するほどの空気は入らず、「ちょっとずつ呼吸している」ようなイメージ。
これによってワインの味わいがまろやかになり、香りも複雑になっていきます。
ワイン自身の「酸化防止機能」

ワインには、酸化を防ぐ力がちゃんと備わっています。
例えば、ポリフェノールという成分。
特に赤ワインに多く含まれていて、空気と触れてもワインがすぐに酸化しないように守ってくれるんです。
また、ワインには「亜硫酸(SO2)」という酸化防止剤が少量含まれていて、これも酸化をゆっくり進める役割を果たします。
「ゆっくり酸素と触れる」と味が良くなる!?

ワインは空気に触れると劣化すると言われますが、実は少しずつ酸素に触れることで、味が良くなることもあります。
この現象を「マイクロオキシジェネーション(微細酸素供給)」といいます。
これによって、ワインの渋み(タンニン)がなめらかになり、香りにも奥行きが生まれます。
だからこそ、樽熟成のワインは「まろやかで複雑な味わい」になるんですね。
樽から出る成分もワインを守る!

オーク樽には「タンニン」や「フェノール化合物」といった成分が含まれています。
これらはワインに溶け込んで、酸化を遅らせる働きをしてくれます。
つまり、樽はただの容器ではなく、ワインを守りながら美味しくしてくれる役割も果たしているんです!
熟成環境も大事!

樽熟成が行われるセラー(貯蔵庫)は、温度や湿度がしっかり管理されています。
急な温度変化や乾燥があるとワインが劣化しやすくなるので、ワインがリラックスできる環境を整えているんですね。
まとめ
ワインは樽の中でゆっくりと酸素と触れ合いながら、ポリフェノールや樽の成分によって酸化を抑えられています。
その結果、風味がまろやかで複雑になり、美味しいワインが生まれるのです!
次回、樽熟成のワインを飲むときは「このワインはゆっくり呼吸して、じっくり熟成したんだなぁ…」と、味わいながら楽しんでみてくださいね♪