日本ではボジョレーと言えば、「ボジョレー・ヌーヴォー」がイメージされがちですが、今回ご紹介する2種類は、「ボジョレー・ヌーヴォー」とは味わいが全く別物。
生産者(スティーヴ・シャルヴェ)が造り出すワインは、力強さとキレイな酸味を兼ね備えた、本格的な逸品です。
パワフルで飲みごたえのある赤ワインや、良い意味で期待を裏切る、一味違う赤ワインを探している方にお薦めです。
今回は当店が直輸入しているワインの紹介
今回取り扱うこととなったのは、フランスを代表する産地・ブルゴーニュ地方の一画のボジョレー産赤ワイン2種です。
社内で吟味・検討した結果、モルゴン村とシルーブル村の名を冠する高品質ワインを、このたび日本の皆さんにお届けできることとなりました。
生産者「スティーヴ・シャルヴェ」
自らの村名を名乗ることができるのは、ボジョレー地区の中でも屈指の銘醸地「クリュ・ボジョレー」だけ。
一般的なボジョレー・ヌーヴォーやボジョレー・ヴィラージュはガメイを粘土石炭質土壌で育成しますが、クリュ・ボジョレーの土地は花こう岩土壌でガメイを育成します。
本来、ガメイは鉄分を多く含んだ花こう岩が適していると言われており、クリュ・ボジョレーの土壌でこそ、ボジョレーの真価が発揮されます。
クリュ・ボジョレーの生産者「スティーヴ・シャルヴェ」は、小規模で優良な生産者の認証として最も定評ある、Vigneron independent (ヴィニュロン アンデパンダント)認証を取得しています。
それは信念と情熱を持ってワインを仕込む生産者の証。シンプルな醸造法によりテロワールを見事に表現しています。
*テロワールとは、風土や土地の個性などブドウ畑を取り巻く自然環境のこと
おすすめワイン
スティーヴ・シャルヴェ モルゴン コート デュ ピー ランティーム
「モルゴン コート デュ ピー ランティーム」は、特に熟成能力に優れた地域であるモルゴン村で生まれたワインです。
手作業で収穫したガメイを用い、発酵中のワインに果皮を漬け込む「マセレーション」を長期間実施。
シンプルな醸造法を用いることで土地の個性を引き出し、24か月間の樽熟成によりタンニンに丸みを出しています。
力強い味わいは、ステーキやジビエ料理はもちろん、チョコレートデザートにもピッタリです。
スティーヴ・シャルヴェ シルーブル レ ・ロショー
「シルーブル レ ・ロショー」が醸造されたのは、クリュ・ボジョレーで一番標高が高いシルーブル村。
冷涼な気候のため、ブドウの酸味が綺麗に出る地域としても有名です。
こちらも、シンプルな醸造法を用いることでテロワールを表現。
24か月樽熟成させ、丸みがあり、バランスの取れたしなやかな味わいに仕上げています。
すき焼きやしゃぶしゃぶなど、和の肉料理と好相性を発揮します。
最後に
当店が大切にしていることは、至極のワインとの新たな出会い。
スタッフが現地で生産者に会い、畑・醸造場を訪れ、納得いくまで試飲をしたもののみを直輸入しています。
味わいはもちろん、生産者さんの想いや背景まで含めて取り扱いを決めていますので、どうぞ安心してご注文してくださいませ。